蒸気機関車は終着駅を目前にしていた。
石炭だと思っていた真っ赤になった握りこぶし程の塊はなんと石であった。
このまま釜戸の中において居るのはつまんないな。
そこで思いついたのがこの真っ赤になった石を水の中に放り込むとどうなるんだ? 真っ赤になった石を火鉢バサミ使って釜戸から取り出し落とさないように慎重に 準備しておいた水たまりに持ってゆく。
水が飛びちらないようと、 ゆっくり水面近くに持って行き水面に石が触れると同時に大きな音を立てて 蒸気が発生慌ててしまいドボンと石を落としてしまった。
あまりにも一瞬の出来事で何が起きた観察できないまま、 水は蒸気になって無くなってしまった。
そして石は割れてしまっていたが、まだ熱気を発していた。
簡単に水が蒸気になってなくなったので、今度は水だけではなく 土を混ぜて泥水でやってみることにした。
真っ赤になった石をゆっくりと泥水の中に入れると今度は泥水の表面に丸い泡が出来て 音たてて割れてなから蒸気が出てそれが何度も何度の繰り返されてる。
やっぱり風呂焚きは最高!! 続づく
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