AKIRA-7

あの暑い夏も終わり、朝夕はちょっと寒く感じる季節の風呂焚きは楽しい。

まずは風呂に水を張るところから始まるのであるが、空っぽの風呂に水をいっぱいのする には子供の僕には結構な長い時間に感じた。

風呂場にいて水がいっぱいになるまで見てられないので、テレビを見ながらだったり するんだが、今回はうとうと眠ってしまったのだ。

ふと目を覚ますと自分が何をしてたかを忘れているのだが、夕焼けをみて風呂焚き時間を 思い出すと同時に、あ~~水~~。

慌てて風呂場にゆくと湯船の上まで水は入ってる。

水道の蛇口からは何も出てない、その瞬間いやぁ~な気分になってしまった。

そうなんです、我が家は井戸水で蛇口から水が出てないと言う事は井戸水を 全て汲み上げてしまって断水状態。

井戸までゆくとそこに取り付けられてるポンポはブゥーンと音を立てながらまだ 回っていたのでスイッチを切った。

この状態で放置していたらポンプまで壊してしまうところだった。

あと数時間もすれば誰かが帰ってくる、すぐに水がでない事に気づいてしまう。

ハラハラしながら数時間が過ぎたが誰も帰って来なかった、そしてポンプのスイッチを オンにするとさっきとは全く違うポンプ音で蛇口から水が出てきた~。

家族の誰にもバレずに済んだ。

一安心したところで、風呂焚き開始。

最初は新聞紙と松葉をかまどに入れてマッチで火をつける、その後に小枝を松葉の上に のせて小枝に火が点くとそれよりも太めの木をまたその上にのせ火力を強めてゆく。

ここまでゆくとあとは簡単で準備してある焚き木を放り込むだけである。

真っ赤になった釜戸の中を覗き込むだけでも楽しいのであるが、それ以外に楽しみが いっぱいあって、、、。 続く

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