2018-02-20

アキラ

AKIRA-10

「鳥のように飛べたら、どんなに楽しいだろうか…」そんな夢を胸に抱えながら、Akiraは今日もひとり、家の窓から空を見上げていた。彼はいつも留守番だった。家族が出かけるたびに手を振って見送り、ドアが閉まる音を聞いたあと、しんと静まり返る部屋で...